予算の作成


今回は予算の作成方法について取り上げてみたいと思います。

予算の作成方法はおおよそ以下の二通りに分類できます。

トップダウン型
ボトムアップ型

この二つの方法を予算の性質に応じて使い分けることが多いです。

トップダウン型予算作成
経営計画などから全体の目標利益を先に定めて、それを各部署や各担当者に細分化して割り振る方法です。
売上高予算など数値の根拠を示しにくい目標的な数値を定めるときに用いられます。
原価予算は数値の根拠は示しやすいのですが販売数量が売上高予算と連動していることが多いため、
セットで販売予算として考えていいでしょう。
トップダウン型で気をつけなくてはいけないのは、各部署の割り振りが上からのプレッシャーになりやすいところです。
もちろん目標的に設定している数字という面もあるので担当者に奮起してもらいたいという意図もありますが、
押しつけのように感じると担当者のモチベーションやパフォーマンスに影響を与えてしまいます。
数値の設定を高すぎず低すぎずというバランス感覚を持つことがとても難しいところです。

ボトムアップ型予算作成
各部署で必要な予算を作成し、数字の根拠とともに予算統括部署に申請します。
こうして上がってきた予算を集計し、統括部署が承認・却下の調整をおこなって最終的に決定したものを予算とするものです。
経費予算など数字の根拠が示しやすく、担当者が直接決定した方が正確な数字が立てやすい予算の作成に向いています。
ボトムアップ型の注意点としては、保守的で予算が膨らみやすく経営目標が達成しにくくなるというところ。
各部署としては当然必要であると考えて申請している予算なのですが、みんな同じことを考えて予算を申請するわけですから、当然申請予算額は大きくなります。
いくら統括部門が承認・却下の調整をしても限界があるため、その結果費用がかかりすぎて利益が遠のいてしまうということに……
ここでいかに無駄を削っていくか、コストをスリムにしていくかを考えていくのも予算管理のひとつの役割になりますね。

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